ゼミ報告
ゼミ報告(2023.7.10開催)
皆様こんにちは。D1竹村です。
2023/07/10は樋口ゼミでした。参加者はゼミ室:樋口先生、江先生、高井さん、佐藤さん、新井さん、橋本さん、竹村、Zoom参加:吉野さんでした。
前半はJCで橋本さんが担当しました。選んだジャーナルは「Access to Multilingual Medication Instructions at New York City Pharmacies」でした。英語をあまり話せないと自己申告している人(LEP)に対する薬剤師による多言語を用いた文書、口頭での投薬情報提供における障壁、関連要因を調査した研究でした。一週間に一回も翻訳ラベルを使わない、もしくは今まで一度も翻訳ラベルを使ったことのない薬剤師が合わせて約半数もいることに正直驚きました。薬局の種類、LEPの中でもスペイン語を話すLEPが薬剤ラベルの翻訳と有意に関連しているという結果でした。また、チェーンの薬局と比べ個人薬局、病院、クリニックの薬局の方が翻訳を実践している割合が有意に高いという結果があり、チェーン薬局は個人に合わせた対応が困難な環境なのか、全薬局で多言語対応できるようにするにはどうすれば良いのか、看護師とは異なる視点からの多言語対応について考えることができました。その他統計解析について、ロジスティック回帰分析の結果の解釈、分析で投入できる説明変数の数などを学びました。
後半は進捗報告で、竹村が担当しました。今回はRAで行う今年1年間の研究計画について発表しました。RAでは、移民に対する保健医療情報の提供方法とその効果に関して文献レビューを行う予定です。文献検索により集めた多くの先行文献を、どのようにどう進めれば良いか、様々な助言をいただきました。文献レビューでは、文献検索する際のキーワード選びが重要で、検索後に文献を表にまとめる際のポイントについても学びました。今後の調査に向けての準備を進める上でも非常に大切な作業のため、慎重に進めなければいけないと感じました。
次回のゼミは2023/07/31 17:50~です。JCは竹村、進捗は佐藤さんが担当します。次回のジャーナルは「The role of mass media exposure on tuberculosis knowledge and attitude among migrant and seasonal farm workers in Northwest Ethiopia」です。
また、外部からのゼミ参加も歓迎です。
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