メンバー自己紹介

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メンバー自己紹介

<教員>

 

 

樋口倫代 (経歴などは教員プロフィールへ)

 2016年2月1日に着任しました。大学卒業後9年間臨床医として病院勤務したのち、タイのプライマリヘルスケアマネージマント修士課程で学んだことをきっかけに、公衆衛生に方向転換しました。足掛け11年間アジアの4か国(タイ、インドネシア、東ティモール、フィリピン)など海外で生活し、アジアの国々のプライマリヘルスケアに関する実践と研究に携わってきました。その後、ご縁があって2009年から思いがけず日本で大学教員をすることになりました。出身幼稚園と小学校に至近の名古屋市立大学は2つめの大学です。

研究では、健康に関わるリソースへのアクセスに関して、必須医薬品へのアクセス、慢性疾患の継続ケアへのアクセス、プライマリヘルスケアへのアクセスと範囲を拡げてきました。社会疫学手法を中心に、質的研究を追加した混合研究法も用いています。健康の社会的決定要因、そして、そのエビデンスをもって人びとの健康を実現させるための、特にコミュニティレベルでのヘルスシステムにも関心を持っています。教育では、グローバルヘルス/国際保健、疫学・保健統計学関連の科目を主に担当しています。

大学外の活動として、2014年に“知と場と人をつないで「みんなの健康」をめざす”団体Bridges in Public Health(BiPH)を立ち上げ代表をつとめています(BiPHはこちら)。大学での業務とNGOでの活動を融合させながら、「みんなの健康」のための知づくり、場づくり、人づくりに励む所存です。

 

 

吉野亜沙子(経歴などは教員プロフィールへ)

私は、四年制大学卒業後、日本の外科病棟で3年間勤務した後、語学・看護留学を目的に渡米しました。語学学校とフォレンジック看護を学びながら正看護師の資格を取得し、内視鏡検査専門クリニックで働きました。その後、帰国し一身上の都合により名古屋市へ引越しをしたことをきっかけに、本領域に入学しました。

大学院入学の動機は、私が学生時代にはなかった国際保健看護学という領域を専門的に学びたかったことと、自分の行う研究で人々の健康およびWell-being改善の一助になりたいという希望があったためです。修士課程で研究の基礎を学び、博士課程では修士研究を発展させ、ひとつの研究プロジェクトを完了しました。研究をすればするほど様々な発見に繋がり、どんどん面白くなっていきますし、人々の健康とWell-beingに微力ながらも貢献できることを嬉しく思います。2024年度からは本領域の助教に着任しました。これからは教育研究に集中していけるので楽しみです。

 

 

 

<大学院生>

 

高井久実子(D3)

高校時代のマレーシア・ボルネオ島での生活体験をきっかけに、病院が近くにあることが“当たり前ではない”人たちの健康を支える仕事に就きたいと思いました。大学卒業後に愛知県内の赤十字病院に助産師として勤務し、日本赤十字社のイラン・パキスタンにおける被災者救援事業やタンザニアの難民支援事業などに従事しました。その後、機会を得て長崎大学熱帯医学グローバルヘルス研究科で国際健康開発を学び、MPHを取得しました。

これまでの経験から、難民や災害などでの避難、移動を余儀なくされた人々の健康維持・増進に関心を持っています。特に、紛争や自然災害による不安定な避難生活が、健康の基盤となる乳幼児期の栄養状態にどのような影響を及ぼすか、制限の多い環境の中においても健康な栄養状態をどのように獲得するかについて研究することを希望し、博士後期課程に進学しました。世界中で未だ不自由な生活を強いられている人々に、健康の側面から光を当て支えていきたいと考えています。

 

 

佐藤由佳(D2)

私は看護師として総合病院の整形外科病棟、呼吸器科病棟などで勤務した後、看護学校の教員となりました。看護師として勤務する中で、関節リウマチ患者さんの療養を支える看護に興味を持つようになり、名古屋市立大学大学院看護学研究科博士前期課程に進学しました。

博士前期課程は慢性看護学領域で、関節リウマチ患者さんの自己効力感に関する研究を行いました。国際保健看護学領域のゼミには在学中より参加させていただいており、修了後は研究員として所属させていただきました。先生に自身の研究や進路に関するご助言を賜る中で、国際保健看護学領域で研究についてさらに学びたいと考え、2023年より博士後期課程に進学しました。現在は、慢性疾患をもつ在住外国人に関する研究を進めています。

国際保健看護学のゼミには様々なバックグラウンドを持つ院生が参加されており、研究に対する知識や技術を共に高めることのできる貴重な機会であると感じています。博士後期課程では積極的に勉学や研究に取り組み、教育・研究者として成長できるよう精進していきたいと思っています。

 

 

竹村まどか(D2)

私は他大学看護学科を卒業後、臨床経験は無くそのまま進学しました。海外経験は無いのですが、昔から将来開発途上国での医療活動に参加したいという目標がありました。そのためにも英語で人に伝える技術の習得や、海外の保健医療の現状について、先生方や海外経験のある方々からのお話を聞き、知識を持った上で将来働きたいという思いがあり、本学に入学しました。

最初は臨床経験のある方々に囲まれながらの講義で、全く知識がなくとまどうこともありましたが、皆さんの経験談を聞き自分の知らない世界の現状を知ることができ、楽しく講義に参加し学ぶことができています。現在は「東海地方の日本語学校に通うベトナム・ネパール人留学生のメディア利用とCOVID-19に関する知識との関連」をテーマに修士論文を進めています。大学の卒業論文では質的研究だったので、EZRを用いて量的なデータから様々な発見ができることの面白さを感じながら、現在は分析の考察を進めています。

 

 

新井純子(D1)

私は手術室と外来で数年間勤務した後、青年海外協力隊としてアフリカのモザンビーク共和国でボランティア活動をしました。現地での主な活動は、村の衛生状況のモニタリングや、学校での手洗いデモンストレーションなどです。病院での勤務経験しかなかった私にとって、この2年間の活動は、地域での健康維持や疾病予防の重要性を再認識する貴重な機会となりました。

帰国後、保健師として働く中で、日本で生活する外国人住民の保健医療に関心を持つようになりました。モザンビークでの経験を通じて、異なる言語・文化・制度の中で医療にアクセスすることの困難さを実感したからです。この関心をさらに深め、研究に発展させたいという思いから大学院に進学しました。修士課程では、愛知県内の地域日本語教室で学ぶ外国人住民の医療アクセスに関する研究を行いました。

博士課程では、医療提供者側の外国人患者受け入れ体制について研究する予定です。日本で生活する外国人住民が、安心して保健医療サービスを利用することのできる仕組みづくりに貢献したいと考えています。

 

 

橋本智恵(M2)

総合病院病棟勤務3年後、イギリスの王立病院でPT・OTアシスタントを約2年しました。治療の技術が進歩しても、病を抱え生きていくには医療の質だけではない、それを支える何かが必要であるのではないかと疑問が生じイギリスを選択しました。

帰国後数年経て、今度は外国語学部 英米学科入学をし、イギリスの医療をイギリスの国民保健サービス:NHSを政治的観点から考察しました。その後、出産・子育てを経て、地域コミュニティの在留外国人の保健医療の問題を言語の問題から分析するため、再び国際文化研究科に入学しました。しかし言語側からの分析ではなく保健医療の立場から在留外国人の問題に向き合うため、退学し国際保健コースを選択しました。

今後は、在留外国人の保健医療における課題を調査研究していく予定でいます。とはいえ、疫学・統計学のハードルは高く、指導教員をはじめ、授業の中で、そして院生の先輩方にご指導・助言いただき、苦手意識が緩和されつつあります。

 

 

<研究員>

 

 

松浦未来(2021年度博士前期課程修了生)

私は他大学を卒業後、小児専門病院での看護師としての勤務を経て保健師になりました。業務で健康にまつわるデータを扱うこともあり疫学に関心を持っていたため、在職しながら樋口ゼミのジャーナルクラブに参加したり、科目等履修生として「疫学適用論」の講義を履修したりと少しずつ学びを進めていました。これらを通じデータで何かを明らかにすることの面白さをもっと味わいたくなり、本学博士前期課程を修了しました。

現在ゼミにはほとんど参加できていませんが、研究員として日本で暮らす外国人の健康にまつわる研究を継続中です。多様なバックグラウンドの人々が安心して医療につながるための環境整備に貢献できれば幸いです。

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