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Prince of Songkhla大学との共同研究と第56回APACPH学術総会参加でタイに行ってきました

教員の樋口です。11月8日にタイ出張から戻ってもう日にちが経ってしまいました。遅ればせながら報告を。

今回の出張目的は2つ。前半はPrince of Songkhla大学との共同研究の打ち合わせで南部のハートヤイに、後半はAPACPH学術総会参加のために北部のチェンライに行きました。そう言えば、どちらも国境のある県でした。

 

Prince of Songkhla大学は、名古屋市立大学の国際交流拠点校の1つ。研究者マッチングの結果、吉野先生が中心となって看護学部地域看護の先生方と共同研究を進めています。1つめのプロジェクトは冷凍シーフード工場のミャンマー人移民労働者の健康についてで、この一部をチェンライの学会で発表したのですが、今回は、国境の町の移動するセックスワーカーの健康についてのプロジェクトの打ち合わせでした。

大学から車で1時間ほどのタンボン(地区)保健センターで行なった打ち合わせには、共同研究者のみならず、ヘルスセンタースタッフ、保健ボランティア、当事者も参加して下さって、非常に盛り上がりました。

25年とちょっと前に、タイに留学してプライマリヘルスケア(PHC)マネジメントを学び、タイPHCの底力(+政策力)に敬意を持ち続けている私ですが、久々のタンボン保健センター(最近はhealth promotion hospitalと呼ぶそうです。常勤医師は今もいないようですが)訪問でPHCの健在ぶりを実感しました。(研究の具体的内容は進捗に応じて報告します。)

 

後半はAPACPH学術総会参加。Asia-Pacific Academic Consortium for Public Health(アジア・太平洋地区公衆衛生学校連合体)の略称で、学術誌発行や学術総会開催をしています。今回の総会は第56回。タイ北部チェンライ県にある公立大学Mae Fah Luang大学での開催でした。

APACPHには、毎年ゼミメンバーの誰かが演題を出しています。今回は吉野先生が筆頭演者の口演「Factors associated with self-rated health among Myanmar migrant workers in frozen seafood factories in Hat Yai, Thailand」だけでしたが、共同演者の樋口、次世代研究者挑戦的研究プログラムの一環として博士後期課程の新井さんも参加しました。

ミャンマーとの国境の県での開催の影響か、そもそも各国の公衆衛生課題として「移民の健康」が重要になってきているのか、「移民の健康」関連の演題やパネルディスカッションが多いのが印象的でした。今回のテーマが「Public Health Challenges in a Disruptive World」だったことも影響があるかもしれません。(Disruptiveをどう解釈するかにもよりますが。)アジアの研究者のみならず、日本の研究者とも意見交換や情報収集ができて、充実した参加でした。

 

ちなみにPrince of Songkhlaは前国王の父君(Mahidol王子としても知られています)、Mae Fah Luangは母君のお名前で、医師と看護師のご夫妻です。アメリカ留学中に知り合ったとか。今回は前国王のご両親のお名前を冠した南北の2大学に行ったことになりますね。

 

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