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11月1日~2日の日本国際保健医療学会学術大会@帝京大学に参加しました。

教員の樋口です。メンバーで、11月1日~2日の日本国際保健医療学会学術大会@帝京大学に参加してきました。

 

今回出した演題は2題。

「看護学生を対象とした「多文化健康支援実習」の実施:外国人住⺠支援関連部分の第一報」(吉野先生)

「病院の看護職者におけるやさしい日本語の認知とその関連要因」(博士後期課程:新井さん)

 

それ以外に、私は、シンポジウム「現場で役立つ「やさしい日本語」ワークショップ -在住外国人のよりよい保健医療サービスアクセスのために」の企画と「貧困、ヒトの安全保障」の口演座長もさせていただきました。

Bridges in Public Health(BiPH)の書籍販売ブースで書籍の行商(押し売り?)もしていましたw

 

学会では、移民の健康関連のセッションがますます増えている印象でした。これまでの「現場でこんなことに困っている」「こんな工夫をしてみた」という情報共有のステージは既に超え、メソレベル、マクロレベルの演題が多くなってきました。現場での対応の話題も、質やしくみといった「もう一歩先へ」という内容になっていると感じました。

私たちは、ミクロレベルでローカルな調査研究を続けていて、この努力が少しでも社会に役に立てるのだろうか??と思ってしまったりもするのですが、政策レベルで研究していた発表者から「ミクロの知見があってこその政策研究」と言っていただき、励まされました。

確かに、ミクロレベルの状況が広く共有されているかというと、そうでもない部分もあるようです。

日本における移民の健康研究は、欧米に比べて歴史は浅く、急速に拡がってきた分野です。そういう意味ではかつての高齢化と健康の研究と似ているかもしれません。ミクロ、メソ、マクロの研究が影響しあって、よりよい社会の実現を目指していく必要があるのでしょう。

私たちは、私たちに(だからこそ)できる部分で、これからもコツコツやって行きたいと思います。

 

いつも通り、発表写真を忘れてしまい、発表者の吉野先生が一足先に帰ってから、他のメンバーで吉野先生のポスター前で記念写真。

 

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