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9月21日に神戸大学保健学研究科の「国際保健支援論特講」集中講義でお話ししました
教員の樋口です。9月21日に神戸大学保健学研究科の「国際保健支援論特講」集中講義でお話しする機会をいただきました。
この科目は主にオンラインで行っているとのことですが、今回は「移民の健康」に関連した4人の非常勤講師のコマを1日の対面講義に集中させたとのことで、研究打合せも兼ねて他の講師の講義も含めて1日参加しました。
他の講師のみなさんの講義は、在留ベトナム人のメンタルヘルス、外国人産褥婦支援、現行の制度と目指すべき移民統合政策など、幅広くディープな話ばかりでした。ちなみに私は、日本語に制限のある人びととのコミュニケーションのことをお話ししました。
大阪のある周産期センターなど、日本人の出産は半数くらいだとか。もう、そういう時代なんだ、ということを改めて実感。「移民政策は取らない」なんて言っている場合ではまったくありません。
一方、今回の集中講義に参加した大学院生たちは現場経験豊富な面々。みなさん、それぞれの経験から、具体的かつ分析的な非常に活発なディスカッションになりました。オブザーバー参加の学部1年生もとても積極的に参加してくれました。
状況に対策が追い付いていない分野ですが、関心を持つ人は少しずつ増えています。今回のような機会を大切にして、議論を広げていきたいと思います。

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