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第6回フォーラム「愛知県で生活する外国人の保険医療アクセスを考える」が開催されました
3月9日(日)、年一回の研究室主催、この1年間の調査の結果を含めた一般公開フォーラムが開催されました。
参加者の皆さんは、教員・研究者、大学院生、行政関係者、NPO・NGO、保健医療関係者、日本語教室関係者など、オンライン、会場含めておおよそ40人程の参加となりました。最近では最大人数の参加者だったようです。
内容は、わたし橋本から「薬局における日本語に制限のある人々への対応」。そして、樋口先生から「名古屋市外国人市民アンケートの2次分析」の調査報告をしました。
わたしの報告では、看護研究科、バックグラウンドが看護師でありながら、「薬局」を対象にしたこと、そして外国人患者対応の言語手段(医療通訳、機械翻訳機、やさしい日本語、翻訳された文書)は近年進んできているが、現状は果たしてどうなのか?病院や薬局では、日本語が不自由な外国人患者に対し、2回目以降は「次は日本語ができるどなたかと受診してください」と医療側が外国人患者にお願いをすることが多いのではないか。そんな疑問からスタートした研究でありました。
フォーラムは、学会、研究会とは違い一般の参加者による質問、ご意見、ご助言をいただける。研究として最終的には論文投稿をする予定ではあるが、地域に還元することが最大の目標だと思うので、このようなフォーラムが開催され、報告ができることが何よりも嬉しく思いました。さらに、他分野の参加者の方々が、フォーラムを通じて横の繋がりとなるといいな〜と思いました。
ご参加いただけた皆様に感謝いたします。
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