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タイの共同研究者が「2024 NCU拠点校シンポジウム」に参加してくれました。
みなさま、お世話になっております。
国際保健看護学の助教の吉野です。
2024年12月12-13日に本学で開催されました、「2024 NCU Contact Points Symposium: 2024 NCU拠点校シンポジウム」に、タイの共同研究者の2名が参加してくれました。
私は2023年度からPrince of Songkla Universityのコミュニティヘルスナーシング領域の研究者3名と共同研究を実施していまして、今回そのうちの2名が参加してくれました。
今回の拠点校シンポジウムは、例年よりも規模が大きく、韓国、インドネシア、ドイツ、イタリア、タイ、トルコ、フィリピンから共同研究者を招聘していました。
シンポジウムでは、各国から分野の異なる研究者の発表を聴くことができました。学会に参加しても、どうしても同じ分野の発表なので、今回のように他分野の研究発表を聴くことは大変興味深かったです。
看護学分野でのセッションでは、なんと!私が司会進行係を仰せつかり、その上、ちゃっかり自分の発表もさせていただきました。つまり、私の発表の時には司会者が不在の状態(自分で自分の発表の進行をするという)で、なかなかこれも面白かったです。このような研究発表会の場での司会は、今まで経験がありませんでしたし、その上、今回は英語で2時間15分という長い時間、務めなくてはならないということで、前日から、不安で不安で仕方がありませんでした。そして、大人数の前で下手っぴな英語・司会進行で大恥をかくのではないかと、悪い想像しかできませんでした。
実際にやってみての感想は、あまり記憶がありません。(笑) とにかく、滞りなく時間内に終了できたことが、唯一自分を褒めてあげられる点でしょうか。なんとか無事に終了しましたので、今は気分晴れ晴れです。今回のこのような大きなシンポジウムの司会を英語でさせていただけたこと(つまり自分がとても苦手だと思っている二重苦が同時にのしかかるという経験)は、自分にとって、とても貴重な経験で、一歩、私を成長させてくれた経験になったと思っています。自分が主催側だったら、きっと司会にはもっと経験が豊富で英語も上手な教授陣に担当してもらうことを考えると思います。それなのに、私に担当させてくださったので、非常に光栄なことだと思います。これを機に、これからも積極的に国際学会に参加して、口頭演説できるよう、日々の努力を怠らないことを決意しました。そして、このような会は、主催者である名市大の国際交流センターの教職員、招聘されて忙しい中でも来日してくれた共同研究者達、英語が得意ではないけれど頑張って発表してくれた発表者達、そして看護のセッションを聴きに来て質問してくださった上司や同僚達、子供の面倒や家事をしに来てくれた義母といった、本当に多くの人の支えや協働があって初めて達成できることだと改めて思いました。